この巨木の水彩画は、三戸町にアトリエを持つ田村まさよし画伯の作品です。巨木に魅せられ描く作品には独特のなんともいえない癒しの空間が流れています。今後も巨木のギャラリーとして巨木を追加していきますので時々のぞいてみてください。
住所
青森県三戸町
大字梅内留ケ崎27-14
TEL
0179(22)0668
Eメール
kwtkb621@ybb.ne.jp
【略歴】
1945 秋田県大館市生れ
1969 専修大学卒業
1971 武蔵野美大(通)
1981 国土緑化ポスター「一席」全国配布
1992 青函インターブロック特選
1994 地球環境基金マーク「日本環境会長賞
1997 「三内丸山遺跡」「さんさ踊り」絵はがき
2003 「故郷が見えるさんのへ」画集発行
2004 「田代町閉庁記念」画集発行
2007 日象展「沖縄北方大臣賞」
2008 「はちのへ水彩画集」発行、日象展大賞
2009 「青い森信用金庫」カレンダー原画担当
2010 「秋田内陸沿岸スケッチ集」発刊
「青い森鉄道スケッチ集1」発刊
田村さんの絵は油絵、デッサン画、水彩画、肖像画などと幅が広いのですが、好きなのは写実的な描き方で、樹を描くのであれば年輪まで絵描き込むようなつもりで描くと語ります。田村さんの絵は描いたものの特徴と、魅力を繊細に描くことにより引き出しているのがよくわかります。
また、絵は人柄をあらわします。田村さんは繊細で豊かな感性を持ったロマンチストという感じがします。人がいいので、芸術家ではあっても絵の商売人にはなりきれないでいるようです。
田村さんのアトリエは、三戸町の城山の中腹にある古民家で、奥様と二人で暮らしています。天井には黒くて太い柱や漆喰が見られます。床や縁側の板も黒光りしていて、この住宅は大切にされてきていたことがよく分かります。居間からは名久井岳が大きく迫ってくるような風景が見られ、庭には古木や秋田蕗の大きな葉が趣向のセンスを感じさせてくれます。いつでも歓迎してくれるそうなので連絡の上(外出している場合があるので)見学に訪ねてみてはいかがでしょうか。(田子の小熊)